現役慶應SFC生が伝授する総合型選抜入試(AO入試)とは!
こんにちは!ツッチーです!
今回は総合型選抜(旧AO入試)について解説していきます!
総合型選抜とは「簡単に言うと学力だけでなく受験者を総合的に評価し、本当に大学に必要な人材なのかを考え、合格を決める入試」です。
1990年に慶應義塾大学藤沢湘南キャンパス(SFC)が初めてAO(Admission Office)入試として導入し、近年有名私立大学を中心に定員人数が増えています。
慶應義塾大学の総合政策学部、環境情報学部いわゆるSFCでは2020年までは総合型選抜入試の定員が各100人ずつでしたが、2021年からは各150人ずつになり定員が200人から300人にも増えました!
また、
早稲田大学では募集定員全体の約6割を推薦入試(総合型選抜・指定校推薦)に引き上げる目標を掲げています!(Yahoo!ニュース より)
このように近年人気が上がり注目されている入試です。
また総合型選抜は現役生の独壇場というメリットがあります。
最近私立大学は学生の多様性を求め、推薦入試(総合型選抜、指定校推薦)の幅を大幅に
増加し、今となっては一般入試より推薦入試で大学を決める人の割合の方が多いです。
(私立大学に限る)
一般入試では現役生に加え浪人生とも戦わなくてはならないため倍率がさらに増加します。
しかし、総合型選抜では浪人生の介入は基本的にないため(一部除く)倍率はほとんどの場合、一般に比べ低くなります。
さらに、総合型選抜では併願が可能です!(一部除く)
同じ推薦入試の指定校推薦では学校にある枠の大学を選べばそこしか受けることはできませんが、総合型選抜では何校も受けられることも大きなメリットです。
しかし、総合型選抜って何を基準に合格を決めるのという疑問を持つ人もいるでしょう。
そこで、ここでは一般的な総合型選抜の入試形態を説明しておきます。
一次審査 書類審査 (志望理由書、自己PRなど)
↓ 書類審査にて一次突破
二次審査 面接、小論文など
このような流れが一般的になります。
これは志望する大学、学部によっても異なるので一つの例として考えてください。
さらに詳しく説明していきます。
まず、一次審査の書類審査で必ずと言っていいほど必要になってくるのは志望理由書です。
一つの例としてSFCの志望理由書の題意を提示します。
文章を用いて、総合政策学部・環境情報学部を志望した理由と入学後の学習計画,およ び自己アピールを自由に表現してください。 日本語を選択した場合 2000 字以内で、英語を選択した場合 4000 字以内(目安 800words)で入力 してください。
うん、難しい、、、
素直にそう感じる人は多いでしょう。逆にここで ある程度自分は書けるぞ! という人はすごいです。総合型選抜に向いているのでぜひチャレンジしてください!
自分も大半の人と同じように最初にこの文書を見たとき、2000字⁉自分にはそんなに書くことできないないよと思いました。
しかし、問題ありません!
書くことがない人はこれから作って行けばいいのです!
書くことは必ずしも全国大会優勝や生徒会長などではなくても良いです。
例えば一例を挙げると、オオサンショウウオの保全と発生を研究している人や
アフリカの難民問題の解決方法を研究している人、様々な人が独自の研究を行っています。
このような研究を志望理由書に落とし込んでいくのです。
研究テーマの見つけ方や志望理由書の詳しい説明は別ブログで説明しているのでぜひご参照よろしくお願いします。
書類審査を通過すると二次試験はたいていの場合、面接を受けることになります。
面接は志望する大学によっても様々です。
私が受けた大学では
受験者一人に対して面接官二人であまり詳しいことは聞かれない面接もあれば、
受験者一人に対して面接官六人という空間で地獄の緊張感を味わったり、
SFCではオンライン上で受験所一人に対して面接官三人で約30分間面接があったり、
面接は実に大学ごとに異なっています。
面接で合格するには自分がしてきた研究を大学教授と同等に話せるほどの知識が必要です。
これらの手順を経て、晴れて合格となります。
しかし、これらに加え、一次で課題図書があったり、二次で小論文の試験がある可能性も大いにあるので自分の志望する大学の募集要項を必ず確認するようにしてください。
皆さん、総合型選抜を簡単に説明してきましたがどうでしたか?
今の時代、一般入試一本で攻めるのはなかなかリスクが高いです。
そこで、総合型選抜という新たな可能性にもぜひ挑戦してみませんか?
ぼくたちもブログを通じて力になります!
具体的な対策法や研究テーマなどこれから、様々な総合型選抜に関する情報を挙げていくので総合型選抜も一つの可能性として考えたいと思っている人はぜひよろしくお願いします!