深海生物図鑑

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深海生物図鑑 No,2 リュウグウノツカイ

No,2 リュウグウノツカイ

【基本データ】

学名:Regalecus russelli

分類:アカマンボウリュウグウノツカイ

体調:5~8m

水深:200~1000m

地震魚」リュウグウノツカイが泳ぐ珍しい姿、台湾沖で撮影 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

【生態】

体は縦に平たく銀白色で、背ビレが頭の先から尾まで続く。泳ぐ時は背ビレ全体を波打たせ、立ち泳ぎをしたりする。

大きな個体では8mほどの長い体と、頭部から長く伸びた背ビレに一部が相まって、派手な見た目である。

 

【竜宮城への招待】

リュウグウノツカイに関する面白い神話やお話の一つに、「竜宮城への招待」があります。この伝説は、琉球地方で語り継がれてきたもので、リュウグウノツカイが竜宮城へ人を招待する物語です。

伝説によれば、ある日、海辺に住む漁師が海で釣りをしていると、美しいリュウグウノツカイが現れました。漁師はリュウグウノツカイと友達になり、お互いに話をするようになりました。リュウグウノツカイは漁師に竜宮城への招待をしたのです。

漁師は喜んでその招待を受け、リュウグウノツカイと共に海の底へと向かいました。そこには美しい竜宮城が広がっており、竜宮城の王様や美しい姫が出迎えてくれました。漁師は竜宮城で楽しい時を過ごし、美味しい食事や舞踏会に参加しました。

しかし、数日後、漁師は人間の世界へ帰ることを思い出しました。竜宮城の王様は漁師に美しい贈り物をして見送り、リュウグウノツカイと共に海上へと戻りました。漁師は再び人間の世界に戻り、竜宮城の素晴らしい経験を友達や家族と共有しました。

この神話は、リュウグウノツカイと竜宮城が美しい海底の世界を描写し、人間と自然界の調和や友情をテーマにした物語として、日本の文化に根付いています。

 

あつ森から学ぶ生物の話!】深海魚「リュウグウノツカイ」は、まだ分からないことだらけ!!|緑木リョク🌿

 

【最近の研究】

2017年 「リュウグウノツカイ(Regalecus russellii)の生殖形態学

リュウグウノツカイの死骸の座礁の研究。死骸を調べることで、オキアジは産卵イベントやシーズン後に退行期を迎えるバッチ産卵魚である可能性が高いと結論づけた。本研究は、オールフィッシュの年間繁殖サイクルに関しては完全ではないが、この希少な中深海性魚類の全体的な理解に大きく貢献するものである。

Forsgren, K. L., Jamal, H., Barrios, A., & Paig-Tran, E. W. M. (2017). Reproductive Morphology of Oarfish (Regalecus russellii). Anatomical record (Hoboken, N.J. : 2007)300(9), 1695–1704. https://doi.org/10.1002/ar.23605

 

2016年 「リュウグウノツカイ、Regalecus russelliiの翼足背部における反復性骨過剰症の存在

→骨過長症の研究をリュウグウノツカイを用いて行ったもの。雌雄ともに、背側翼板に沿った骨過形成が認められたが、調べた標本すべてに認められなかった。

Paig-Tran, E. W., Barrios, A. S., & Ferry, L. A. (2016). Presence of repeating hyperostotic bones in dorsal pterygiophores of the oarfish, Regalecus russellii. Journal of anatomy229(4), 560–567. https://doi.org/10.1111/joa.12503